８月スペシャル講座～心育講座～

「心育」とは何か

【心育】は、当法人がお伝えしている３つの柱（脳育・心育・楽育児マインド）の1つであり、
育児をする上で最も重要な要素の1つでもあります。


心育とは、子どもの健やかな心を育てる”声かけ法”のことです。


生まれてからどのような環境で育ってきたか、どんな言葉がけをされてきたかが
幼少期以降の子どもの心の成長発達に大きく影響していきます。


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筆者の生い立ち

子どもの健やかな心を育てるには”親の声かけ”が重要とお伝えしていますが、
これには明確な根拠があります。


それは筆者自身の生い立ちです。
私の育ってきた環境は厳しいものでした。


幼少期から実母による罵声、暴言、殴る、蹴るの暴力。
常にイライラしていて、私の話を聞いてくれない。
放任の割に、外に出ようとすると阻止される。
（学生の頃は車の鍵を隠されたり、社会人になって実家を出ようとアパートを契約すると、何度も勝手に解約されたりしました。）


そのような環境で育ったため、高校生の頃から10年間摂食障害で苦しみ、
大学の頃にはうつ状態と診断され、しばらく大学に通えず人生を諦める寸前にまで陥りました。


この経験から、幼少期の育児環境が子どもの心や思考の癖を形成し、
それが歪んだものだと、人生の生きづらさに繋がると身をもって実感したのです。


私は幸いそこから這い上がることができましたが、
年々自殺者が増えたり、自己肯定感が低い子どもたちが増えていたりと、
尊い子どもたちの健全な心の状態が脅かされていることに懸念を抱いています。


育児は連鎖していくので、負の連鎖ではなくポジティブな連鎖が生まれるよう、
子どもの心の育み方をたくさんの方に知ってもらいたいです。

心の発達段階

体や脳が徐々に成長していくように、心も徐々に成長していきます。
体の発達段階があるように、心にも同じように発達段階があるのです。


心の発達段階は、それぞれの月齢や年齢ごとに獲得されるべき要素があり、
親など周りとの関わりによってそれらを順番に獲得していきます。


しかし、獲得するべき時期に親子関係がよくなかったり、適切な関わりができなかった場合は
獲得するべき要素が獲得されないままになってしまうことがあります。


すると、心の成長に歪みが生まれる可能性があるのです。


私が中学校の保健室に勤務していた頃に、幼少期に獲得すべき要素を満たせないまま中学生になった男子生徒がいました。
その男子生徒との関わりによって、幼少期の心の発達段階の影響が後になって出てくること、
各年齢ごとに獲得すべき要素を飛ばして成長した場合の対処法など、多くの経験をさせてもらいました。


講座の中では、実際にあった保健室での出来事を踏まえつつ、脳科学と心理学の側面から
根拠のある内容をお伝えしていきます。

育児は学ぶ時代

育児は学ぶ時代です。
やり方がわからないからと、自己流でやるのもいいですが、
それは無免許で車を運転しているようなもの。


「自分のやり方でいいのか自信がなくて・・・」
という相談もたくさん寄せられます。


筆者も育児を学ぶ前は、育児がわかりませんでした。
だからこそ、そのようなお悩みにとても共感できます。


ただ、そこで育児を学ぶことで育児のマニュアルという知識を手に入れてから、
・この場面ではこう対応すればいいと迷わなくなった
・褒め方、叱り方のポイントを押さえて声かけができる
・子どもの心の成長具合が理解できる
など、一気に楽になったのです。


だからこそ、わからないことがあったり悩んだりしたら学びましょう！
それが自分のためにも、わが子のためにもなると私は信じています（＾＾）